フロンティアへの誘い

南島原には、まだまだ人があまり踏み入っていない場所があります。以前投稿した「油地蔵」や「三連の滝」などもそれに当たります。

今回は、以前「油地蔵」を紹介していただいた方からの情報をもとに、南島原市の山奥にあるという、巨大な石が積み上げられている場所を探しに向かいました。一人では非常に危険な為、お世話になっている床屋さんと一緒にフロンティア探しに向かいました。

山奥にあるとある神社から、深い山に入っていきます。途中倒木などが多く、車では進めなくなった為、1km程歩いて登ると写真のような苔むした場所が現れはじめます。とても長い時間をかけて作られたアートみたいで、自然っていいなと感じます。

個人的には、この斜めな感じの石(なんという石かわかりませんが・・・。)に苔が生えてるかのがグッときます。

放置されっぱなしの山道を進むこと15分程、遠くに・・・。なにやら巨大なタワーのようなものが、、2人でかなり興奮しながらズンズンと森の中へ入っていきます。

目算ですが、ゆうに30m以上の高さがある石のタワーに向けて、進んでいきます。ところどころに巨大な石がゴロゴロし始めるのですが、写真ではわかりにくい為、床屋さんと比較写真をいくつか撮らせていただきました。

かなり遠くにあるのですが、近くに感じるほど大きい石。一番上にある石は絶妙なバランスで乗っているように見えます。地震とかきたらコロンと落ちそうな雰囲気。でもこんなに大きい石が崩れたらと考えると、めちゃくちゃ怖いです。。

ようやく、その石の土台までたどり着きました。一番下になっている石は非常に広く、そこから2〜3段石が積み上げられています。どうしても登ってみたくなりましたので、なんとか回り込めないかと、さらに急な山道を登ります。

近くで見るとやっぱり怖いくらいなバランスで乗っかっています。できるだけ慎重に。。脇を通りようやくたどり着いた一番上の岩。

何度も言って申し訳ないですが、とっても大きい!!!この角度から見ると手前の木に支えられてる様にも見えます。下から見るより明らかに大きく、ちょっと神秘的です。御神体になってもおかしくないなあと思ったり。

さらに近づきます。

どんな感じに乗ってるのかなと。

こんだけ!!!???あんなにでかい石がわずかこれだけしか乗ってない!横で支えてる木の役割大事ですね。個人的には、八十八ヶ所巡りをしていますので、この場所にお大師様を祀って、南島原秘境のお大師様ポイントの一つに加えたい!30mもの積み石の下にあるお大師様・・・ご利益あります。

また、この辺りにはこの様な巨大な岩が点在しており、とってもパワーあふれる場所です。長い時間をかけて大きな岩になった後、また長い時間をかけてゆっくりと圧力がかかり、亀裂が入り、崩れ、何千年もかけて今の景色を作っているのだと考えると、自然の力の素晴らしさと、美しさを感じます。

おそらくこの大きな岩も、元は1つの大きな岩だったんだろうと思います。それが途方も無く長い時間をかけてゆっくりと割れ、この様な不思議な景色を生み出しているんでしょうね。

まだまだフロンティアだらけのみなみしまばら。これからも冒険は続きます!!

 

 

川も楽しい、みなみしまばら。

最近、釣りばかりをしている為ほとんど魚を買うことがありません。

近ごろ南島原では、キジハタや大型のキスがたくさん釣れるのでお刺身や天ぷらにしてお酒のお供として楽しんでいます。。

と、ここまでは普通の釣り好きの日記なのですが、ここは南島原。海だけじゃないぞ、というところも紹介したいと思います。今回は、「川で小魚を釣る」子供でも楽しく釣りが出来て、しかもお手頃な、ハヤ釣り。

今回は、南島原市西有家町の上流にある川に来て見ました。とても綺麗なところなのですが、今回は雨の影響で濁りがあります。普通の川なのですが、とにかく景色が綺麗です。

(本来は清流)

早速仕掛けを紹介します。

準備するもの:細い竹の先っぽ・釣り用糸・針・浮き。

餌:みそ、小麦粉、酒を大さじ1づつコネた練り餌。

こんな感じで、ちなみに練り餌は大さじ1づつでも3〜4時間近く釣りが出来ます。家に有るもので簡単にできるのでお得ですね。

川の中に入って釣りをしても、冷たくて気持ちいいです。ツンツンと小魚が餌を食べる度にウキが沈む感じがたまらなく楽しいんです。ちなみに、流れが有る場合は丸いウキを使います。流れがない場合は、棒ウキの方があたりが取りやすいという特徴があります。

写真の赤い点が、ウキ。しばらく待つと、グン!っとウキが沈みます。この時、ウキが沈んですぐに合わせると逃げられるので、ちょっと我慢するのかコツらしい。その我慢に耐えられた時に、

ハヤが釣れます。小さい魚ですけど、とても綺麗ですよね。先日の感じだと多少流れの有る場所が食いつきがいい感じでがしましたので、是非ご参考にしてください。

スナフキンさんも、居ましたのでこの辺りは釣れるみたい。スナフキンさんすごくハヤ釣りが上手で、12匹釣り上げたうち、9匹はスナフキンさんの釣果でした。

ハヤは、不味いというイメージが有るようですが、唐揚げや南蛮漬けにするととても美味しいという話をきき、唐揚げにして見ました!

これが、冗談じゃなく美味しい。。もしかしたら、海の小魚よりも癖が少ないかも?小魚なので骨ごと食べれて素晴らしいです。

ハヤは、昔からの漁法に「ハヤ取り瓶」というものがあります。これはガラスの瓶のようなものに味噌を付けて川に沈めて待ちます。すると10分もしないうちに大量のハヤが取れますが、現在長崎県の多くの川では禁止となって居ますので、ご注意ください。

さて、自然豊かな南島原。海と山がとっても印象的な場所ですが、川も清流が多くてとても気持ちいいんです。ゆっくりと川の音を聴きながら釣り糸を垂らしてると、色んなことが流されて行くみたいで癒されますよ。

それではまた、次のブログでお会いしましょう。

 

 

秋山登山のススメ

久しぶりにブログを書きました!

空の高さが、いよいよ本格的な秋の感じになってきました。去年の秋はまだとても暑かったと記憶していますが、なんか今年寒くなるのが早い気がします。

本日は、地元の美しい山に登ろう!ということで、先日小田原さんと行きました雲仙岳のことを書きたいと思います。もうすでに有名な山で、最近は観光客の方も沢山いらっしゃってます。

多くの方が、雲仙岳の名峰「普賢岳」に登られるのですが、今回は私の好きな「国見岳」をご紹介します。地元の方でも登られたことの無いという人もいるのでは無いでしょうか。

 

もっとも簡単なルートは、まずロープウェイで妙見岳へ。久しぶりにロープウェイに乗りましたが、なかなか楽しいですね。徒歩で登ると30分の行程もロープウェイなら3分。ものすごく便利。ロープウェイから眺める景色も美しいのでオススメです。

こんな感じで。岩壁がとても悠々しくて爽快な気分になります。

妙見岳から、妙見神社を通り国見別れに進みます。

登山道は比較的歩きやすく木々もさほど高く無い為、海までの景色がとても綺麗に見えます。雲仙は日本で唯一の「紅葉樹林帯」を有する紅葉の名所。シーズンになると多くの人で賑わいますが、個人的には紅葉真っ只中より、今くらいの季節の方が、山としては好きなんです。夏の名残の緑と、ススキの穂、そして紅葉し始めた樹木とのコントラストは本当に美しいと感じます。

ちょっと話はそれますが、私は地元に戻る前に「Timtam」という山岳学校で登山の勉強をしていました。松浦さんという山の神様のような方に教えていただく日本ならではの山岳技術は、芸術に近いものがあります。冬山でのアイゼンの使用方法。ロープワークで怪我人を救出する方法や、ピッケルの使い方。ロッククライミングの基礎など、山に詳しい先輩方に着いて色々な山に登らせていただきました。

印象的だった山というか、山小屋は福島県にある「黒金小屋」安達太良山に登る際の拠点になる小屋なのです。写真はこちら。

写真中央にあるのがそれです。この小屋、とっても人気が高く予約するのはなかなか大変。その理由は天然温泉!!雪山の小屋にお風呂があることでさえ珍しいのに、温泉とは本当に天国です。

登山が好きな人は一度訪れてみては。(この小屋で、島原半島一周マラソンを一緒に走った小針さんは酔っ払いすぎて指を怪我するという災難に見舞われました)

かなり話はそれてしまいましたが、私は登山が好きなのです。

そんな私のオススメの「国見岳」一番の特徴は鎖場。山肌にむき出しになった岩場を登るのですが、ここからの景色がとっても綺麗なんです。

この写真は、小田原さん撮影ですが、本当に美しい。こんな景色があるという事。知らない人は損しています。この鎖場をすぎたら国見岳の頂上です。

山頂はあまり広くはありませんが、そこからの景色は格別。

もう福岡まで見えてるんじゃ無いかと思うほどの綺麗さ。疲れも吹き飛びます。そして一番の見所は山頂からの・・・。

平成新山ですね。手前の山は普賢岳の山頂なので、いかに平成新山が大きいかわかります。平成新山は少し離れた位置から見るのがオススメですが、その中でも国見岳山頂は穴場の一つです。ちなみに、九千部岳の山頂からが一番綺麗という人もいます。また、たくさん山に登りましたが、山頂から海がこんなに見える場所は出会ったことがありません。

今回は、ある撮影のロケハンという形で国見岳に登りました。とても風が気持ちの良い日でした。

間も無く秋も本番。雲仙の景色も日に日に変わっています。久しぶりに登山に出かけられてはいかがでしょうか。とっても清々しい気持ちにきっとなりますよ!!

では、次のブログでお会いしましょう!!