美しき島原木綿の世界

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島原半島もとても寒くなってきました☃

先日、「普賢岳」に雪が積もっていました。。休みの日の過ごし方もそろそろ考えていこうかと思っています!

少し前に奥様と一緒に島原市内の観光をしていたところ、資料館?みたいなところで流れていた映像に見入ってしまいました。

それは、天然藍の綺麗なブルーで織られた「島原木綿」という反物の映像でした。島原木綿というものが存在することを知らなかったので、早速問い合わせたところ、一般展示をしていないという事でしたので、お友達のS野くん(日本で1番メガネが似合う男)に連絡を取ったところ担当者の方に繋いでいただき、見学する事が出来ました!!

お邪魔したところは、有明公民館の2階にある「島原木綿保存会」気さくなお姉さまが3人いらっしゃいまして、色々と勉強になる話を伺う事が出来ました。

有明公民館の側には昔、藍の畑が広がっており各家で機織りをしながら反物を売っていたそうです。今では野菜の畑が広がる場所ですが綺麗な水と綺麗な空気がある環境は、確かに藍染めなどの生産に向いた土地柄であったと感じる事ができます。

現在は、岐阜県?だったかな。の藍屋さんに依頼をして染めているそうですが、日によって気温・湿度等が異なるため1回1回の織りに微妙な変化を与えそれが着物の深みになってゆくのだそうです。近くで見ると本当に美しいブルーです。

一番驚いた話が、この織り機のこと。よく見ると神社の鳥居のような形になっています。わかりますか??昔反物は神様にお供えする物であったため、織り機も神社の鳥居の形になっているんだとか。言われてみなければ気が付かなかったところでしたが、反物に対する昔の人の意識の高さにとても感動しました。

島原木綿保存会には、昔から使われてきたこの機織の機械が10台程置かれています。近所の人たちに声をかけて倉庫の奥深くに眠っていた物を修理して使っているそうです。もし、半島の中で機織の機械が倉庫にあるという方は、ぜひ島原木綿保存会にご連絡していただきたいと思います。

私は、島原半島の南側の人間ですが、この技術が絶えないように南側でも機織の機械が無いか探しています。

島原半島を訪れた際は、ぜひ見学してみてください。

火曜日・木曜日・土曜日の午後に作業場の見学ができるようです。

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